体の構造や機能を知ろうとせず、無視して動き、表現しようとすれば、ケガや病気に繋がります。
マーガレット・ドゥブラーも言うように、ダンサーの動きは、まずダンサー自身に返ってきます。
表現するとき、私たちに必要なものは、私たち一人一人の精神的な成熟です。
自由に踊るといっても、自分の欲望の赴くままに、踊ることではありません。
怒りや憎しみ悲しみを表現するとき、それに表現者が支配されていれば、真の表現とは言えません。
ここでは、チベット医学を紹介したいと思います。
チベット医学では、「精神と体は深くかかわっている」 と考えるそうです。
ダワ先生は、食・言葉・こころの習慣が、いかに大切かを教えて下さっております。
※詳しくは、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所のホームページをご覧ください。
ドクター・ダワの「チベット医学入門」(4回シリーズ)
そして、私たちも、病気の引き金にもなるといわれる 「3つの毒」 を、
正しく理解し、 自分のこころを、より良い方向に、導いていけるように、
欲望、憎しみ、無知 が少しでも、私たち、一人一人の中から消えていき、
踊りや動きそのものが、生きた芸術となるように、日々を過ごしたいものですね。
by Mariko Dance Theatre