【子ども合宿の内容について】

マリ子ダンスシアターでは、 子どもたちの成長を時間をかけ、ゆっくりと見守る企画をしています。

【子ども合宿の概要】

世界一の教育といわれるフィンランドでは、自然科学や数学が大切にされているそうですね。子ども合宿では京都大学大学院共生システム論の研究をされていた名誉教授を招き、一緒に生活しながらお互いが学べる環境作りを実践しています。 このプロジェクトでは、子ども達の一人ひとりが、人間として自立できるようにサポートしています。さまざまな職業や立場の大人が、いろんなアプローチで子どもと関わり、成長を見守りながら一緒に生活します。不安や寂しさ、時間などに追われることなく「自分のペースとは何か」を体験していきます。個として自律し、グループやコミュニティ(共同体)として、お互いを思いやりながら、いかに生活するべきかを子どもたちは自然に学んでいきます。

 

【二ヶ国語 ことば コトバ 言葉】

意思疎通の基本である「ことば」を使ったコミュニケーションを大切にしています。自分の思っていることや考えていることを話すことによって、問題解決したり、今までに気がつかなかった自分のコミュニケーションの問題を発見したりしていきます。このようにコミュニケーションの有用性を再発見し、自分でそれを解消していくことは社会生活にも役立ちます。言語は、母国語となる日本語はもちろん英語にも慣れ親しんでいけるようにと工夫されています。英語が母国語になっている子ども達には、日本の社会にも馴染めるように、日本語と英語の違いを再認識して、その違いを認めていけるようにサポートしています。また逆に、私たちは英語に対して劣等感をもったりしがちですが、英語が喋れないからと差別されないことを知り、違う言語を自然に受け入れていくことで、自分の中にある隔たりを取り除きながら学習能力を高めていきます。

 

【食べる 収穫 育てる】

日々を生きるのに必要な「食べる」ということの大切さを少しずつ学んでいます。現在では、有機農法を実践している農家のおじいちゃん、おばあちゃんのところを定期的に訪ね、少しずつ慣れ親しんでいけるように収穫の喜びをちょっとだけ味わっているところです。

 

【安心 安全 自分の居場所】

子ども達のそれぞれの成長に合わせながら、プログラムの内容も変化していきます。 自分の命を大切にするために、他人との繋がりを感じ、生と死をこわがらずに学ぶことは私たちの課題です。 思いっきり遊ぶ子どもにつきものなのが「ケガ」です。「ケガ」をしないのは、大人には安心の材料かもしれませんが、生涯をとおして考えると、人間は「ケガ」や「病気」を避けれません。子どもの頃から「ケガ」や「病気」をとおして、自分の体を知り、自分をケアしていく術を自然に学ぶことを実践しています。

 

by Mariko Dance Theatre

 

 

 

 

 

 

過去の合宿の様子はこちらから →  2010年夏の子ども合宿inマキノ♪

 

                             2010年冬の子ども合宿inマキノ♪